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戒長寺
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戒場山の麓にある静かな山寺。真言宗御室(おむろ)派に属し、戒場(かいば)薬師ともよばれています。かつては、眼下の戒場集落もその寺域だったようです。
聖徳太子の創建と伝えられ、藤原時代には地方の戒律道場として栄えました。
本堂内には、2体の薬師如来坐像をはじめ、千手観音坐像、月光(がっこう)菩薩立像、日光菩薩立像、毘沙門天(びしゃもんてん)立像、不動明王立像、勢至(せいし)菩薩立像、延命(えんめい)地蔵像(いずれも平安時代後期)が安置されています。鐘楼門には鎌倉時代(正応4年/1291)の梵鐘(重要文化財)があり、これには薬師如来に関係する十二神将が鋳出されています。
また、楼門横には、お葉つきイチョウ(県天然記念物)、東隣の戒場神社にはホオノキの巨樹(県天然記念物)があります。
シダ類がその胞子を葉に付けるのと同じように、このイチョウ(目通り4m、高さ約30m)は実を葉に付けます。植物の系統的進化発生を示すものとして、貴重なものです。
所在地 | 宇陀市榛原戒場386 |
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電話番号 | 戒長寺 |
アクセス | 近鉄榛原駅より「天満台東3丁目」行バス乗車。「天満台東2丁目」下車、徒歩30分 |